2025年10月30日(木) 19:04:55 ツイステ <2343文字> 編集
ネージュくん夢シチュ
私は100歳のおばあさんで、子供もいなくて、寝たきり状態。ある日ネージュくんが老人ホームに慰問に来てくれて、私は子供の頃からネージュくんのことが大好きだったから、すごく嬉しかった。
ネージュくんはあの頃と全く同じ姿で、同じ顔で、優しく微笑んでくれて、私の手を取ってくれる。
でも、私の手は拘縮して開かなくて、こちらから手を握ることはできないの。
ネージュくんの手の温かさがじんわり伝わってきて、私は学校から帰ってきてネージュくんが出演してるドラマの再放送を見てて、お母さんに「宿題しなさい!」って怒られてたなぁと思いながら死ぬ。
私は100歳のおばあさんで、子供もいなくて、寝たきり状態。ある日ネージュくんが老人ホームに慰問に来てくれて、私は子供の頃からネージュくんのことが大好きだったから、すごく嬉しかった。
ネージュくんはあの頃と全く同じ姿で、同じ顔で、優しく微笑んでくれて、私の手を取ってくれる。
でも、私の手は拘縮して開かなくて、こちらから手を握ることはできないの。
ネージュくんの手の温かさがじんわり伝わってきて、私は学校から帰ってきてネージュくんが出演してるドラマの再放送を見てて、お母さんに「宿題しなさい!」って怒られてたなぁと思いながら死ぬ。
2025年10月29日(水) 22:04:27 <275文字> 編集
ネージュたちがウサギを食べる話
暖炉の火を見ていると、昔を思い出す。
僕達が施設を出て、始めて冬を迎えた頃。
僕のわずかな給金と、彼らが街で集めてきた銅貨や、恵んでもらった残飯でやりくりできていたけど、秋まで採れていた野草もなくなった。
僕達は飢えていた。
暖炉の前で火を眺めて、じっと寒さに耐えていた。
外には雪が降っていた。住んでいたボロ家はすき間がたくさんあって、かろうじて風を防いでいるだけで、冷たさは壁をすり抜けて僕達を刺してくる。
すると、ドアをひっかく音がしたんだ。お友達が、外は寒いから入れてほしいんだと思って、僕はすぐにドアを開けた。
目の前には真っ白なウサギがいた。その子は家の中に入ってきて、暖炉の方へと向かった。
皆がその子を歓迎した。
でも、あの子は、団子になっているドミニクたちの前を、通り過ぎた。
多分、皆わかっていたけど、止めなかった。
寒くて頭が回らなかったのもあるけど、やっとなにか食べられるかもしれない、って思ったんだよ。
ウサギは火の中に飛び込んで、声も上げずに燃えていた。
僕達は、ウサギが燃えるのを黙って見ていた。
黒く丸焦げになったウサギを、暖炉から出して、食べた。
外側しか火が通ってなかったけど、体の奥底に温度が戻ってきて、皮まで必死に食べた。
そこでやっと気がついたんだ。僕達は命を奪わないと生きていけないんだ、って。
知らなかったんだよ、施設ではリンゴの種ぐらいの大きさの肉が、スープに少し入ってるぐらいだったから。
その日から僕達は、罠を仕掛けるようになったんだ。
暖炉の火を見ていると、昔を思い出す。
僕達が施設を出て、始めて冬を迎えた頃。
僕のわずかな給金と、彼らが街で集めてきた銅貨や、恵んでもらった残飯でやりくりできていたけど、秋まで採れていた野草もなくなった。
僕達は飢えていた。
暖炉の前で火を眺めて、じっと寒さに耐えていた。
外には雪が降っていた。住んでいたボロ家はすき間がたくさんあって、かろうじて風を防いでいるだけで、冷たさは壁をすり抜けて僕達を刺してくる。
すると、ドアをひっかく音がしたんだ。お友達が、外は寒いから入れてほしいんだと思って、僕はすぐにドアを開けた。
目の前には真っ白なウサギがいた。その子は家の中に入ってきて、暖炉の方へと向かった。
皆がその子を歓迎した。
でも、あの子は、団子になっているドミニクたちの前を、通り過ぎた。
多分、皆わかっていたけど、止めなかった。
寒くて頭が回らなかったのもあるけど、やっとなにか食べられるかもしれない、って思ったんだよ。
ウサギは火の中に飛び込んで、声も上げずに燃えていた。
僕達は、ウサギが燃えるのを黙って見ていた。
黒く丸焦げになったウサギを、暖炉から出して、食べた。
外側しか火が通ってなかったけど、体の奥底に温度が戻ってきて、皮まで必死に食べた。
そこでやっと気がついたんだ。僕達は命を奪わないと生きていけないんだ、って。
知らなかったんだよ、施設ではリンゴの種ぐらいの大きさの肉が、スープに少し入ってるぐらいだったから。
その日から僕達は、罠を仕掛けるようになったんだ。
2025年10月29日(水) 21:54:51 ツイステ <660文字> 編集
実在の団体、組織とは関係ない作品です。
すべてフィクションです。
今日はアイツとの会食がある。
仲良くなるためなんかじゃない、今日で終わらせるのよ、ネージュの芸能人としての人生を!
「ヴィーくん!今日は誘ってくれてありがとう!こんなオシャレなお店なかなか来ないから、ドキドキしちゃった〜」
「カジュアルな店だから、そこまで気を使う必要はないわ。リラックスしてちょうだい。」
店にはお任せでコースを頼んでいたので、ドリンクの注文を終えてすぐ前菜が提供される。
「早速本題に入ってもいいかしら」
ネージュは、前菜の(なんかオシャレな食べ物)を食べようとしている。
「ああ、いいのよ、食べながらで」
アタシは1年ほど前から探偵を雇い、ネージュについて探らせていた。
「アナタって、収入をほぼ寄付しているんですって?」
「ヴィーくん知ってたの?!でも、そんなたくさんはできていないから…」
「素晴らしいことだと思うわ。でも、施設ごとに寄付の金額の偏りがあるのは、よくないわね。」
ネージュは口へ運んでいたフォークを止めた
だが、すぐ笑顔を張り付けてこちらを見つめてくる
「そんなことまて知ってるの!ふふっ、ヴィーくんって何者?お給料をもらって、すぐ寄付してるから、金額が異なることもあるんだ。ヴィーくんにだけ教えるけど、僕が一番多く寄付している施設って、僕が元々お世話になっていた孤児院なんだよ。恩返しがしたくて。」
「そう、じゃあなぜX歳のときにドワーフの子たちと一緒に施設を出たの?」
「いつまでもお世話になっているわけにもいかないし、自分たちの力で生きてみたかったんだ。小さい時から皆で話し合っていて、その時がベストタイミングだったんだよ。」
「アハハッ、笑えるわね!ベストタイミングって!アタシ知ってるのよ、アンタたちが施設を出てすぐに、事件があったのを。」
「事件…?なんのこと?」
ネージュは何もわからないような顔をして、アタシをじっと見つめる。
「アンタがいた孤児院、表向きは普通だったけど、運営の母体は◯▲でしょう?◯▲といえば、誰でも知ってるわ。集団自□の事件があった◯▲よ!」
「ヴィーくん…!」
ネージュから笑顔が消えた。
「ヴィーくんは、何を知りたいの?」
アンタの弱みよ、とは言えるはずもない。アタシは、その場しのぎのウソをついた。
「アタシは、アンタが変な団体に寄付して、また同じ事件が起きないか不安なのよ…」
アタシは声を落として、悲しそうな表情を作って言った。
「そっか、その点は安心してほしいな。すでに調べてるかもしれないけど、あの事件のとき、幹部や指導者は皆お亡くなりになったんだ。その後、最高指導者の息子さんがあとを継いだけど、特に信仰対象もないし、人も少なくなったから、普通のボランティア団体になったんだよ。今でも僕のいた孤児院にお手伝いしに来てくれるんだ。」
「だとしても、アンタは集団自▲が行われることを、事前に知っていたんじゃないの?巻き込まれることがわかっていたから、逃げたんでしょう!」
「今日のヴィーくんは、好奇心旺盛だね!僕も話したくなってきちゃった。孤児院から信徒さんの夫婦に引き取られる子は、よくいたよ。施設長は定期的にその子たちと面会して、傷がないか確認してたから、安心してほしいんだけど。面会に来た子が口々に『次の□□の日、みんな、□□さまのところへ行くんだ』と言うんだよ。僕たちも◯▲のある施設に行って、ごちそうを食べることはよくあったから。僕も呼ばれるんじゃないかって、怖くなって、職員さんに報告したんだ。でも、◯▲は新興□□ではあるけど、不審な活動も全くしていなかったから、まさか集団自□するなんて信じてもらえなかったんだ。赤ちゃんや、体調を崩して参加できなかった子以外は□入りスープを飲んで□んじゃった。
だから、実質、家出だね。」
とネージュは困ったように微笑みながら言った。
「でも、今の最高指導者と会食をしていたでしょう。それに、孤児院に寄付する額にしては、多すぎるわ!」
「ヴィーくん…僕には目標があるんだ。僕は、この世の全ての子供を□せにしたいんだ。そのためには、まず、土台作りをしっかりしておきたい。
ヴィーくん。食べるのも、服を調達するのも、雨風のしのげる場所で暮らすのも、お金が必要なんだよ。
ヴィーくんと僕が参加した映画だってそうだよ、現場にいたスタッフさん以外にも、たくさんの方々が動いてくれたよね?だから、大ヒット作になった。もしも、働いても1マドルも出ないってなったら、皆ここまで動いてくれたかな?僕にはこの身一つでたくさんの人を動かせるほどの力は、とてもじゃないけど、持ち合わせていないよ。えーと…、伝わったかな?」
◆◆◆◆が、いつもと変わらない、きらきらした瞳で、まっすぐにそう言うものだから、アタシはすっかり怖くなってしまった。
すると、◆◆◆◆は弾けるような笑顔で話しかけてきた。
「さあ、ご飯を食べよう!このスープ、とってもおいしいよ!」
「アンタ…、そのスープに□が入っていたらとか思わないの…。」
「□□□の味はしなかったけどな…。ふふっ、もしかして何か入れてるの!」
◆◆◆◆は相変わらず笑顔のまま、□□□を啜る。
「このまま□□□と話していたら、□が□□しくなるわ!」
得体のしれない、何か恐ろしいものに飲み込まれる感覚がして、アタシは、□を飛び出した。
交差点の大型ビジョンでは、◆◆◆◆が今週封切りされた□□の宣伝をしている。
呆然とビジョンを見ていると、隣にいる子どもが親に話しかけていた。
「ママぁ!◆◆◆◆さまが、あそこにいるよ」